ASDの人は善良な人です。(自慢編の続き)
先ほど、ASDの人は自慢をしない理由についてお話ししました。
「え、でも自慢されたことがあるんだけど」っていうあなた。
もしあなたに小学生くらいの子どもがいたとします。その子どもが
「僕ね、今日のテスト100点だったんだよ!」と言ってきたらどうしますか?
おそらく「私に自慢してきて嫌な感じ」とは思わないのではないでしょうか?
だってそこには親であるあなたへの優越のニュアンスがないからです。
その子どもは純粋に「褒めてもらえる」と思って、報告しているだけですよね。
ASDの人の「自慢」は多分これです。
そもそもASDの人は何でも「自分の考え=他人の考え」と思いがちなところがあり、「自分にとって喜ばしい話は、相手にとっても喜ばしい」という前提があるのかもしれません。だから、相手にとって鼻につくなんて想像もしてません。
また、フラッシュバックが起きているかもしれません。
現在のことでないと分かっていても、努力の過程や褒められたときの記憶が音や光、さまざまな刺激を伴ってありありと感じられているということです。
まとめ:ASDの人は、
・他人に優越していることをPRしていない
・「他人も喜ぶだろう」と報告している
・フラッシュバックが起きている
と考えられます。